街の景色はゆっくり変わる

今住んでいる場所は、約20年前に最初に住んで、途中に別の件に引っ越して戻ってきています。

 

20年前や10年前くらいに通ったけども、今は全く通らなくなった道が結構あって、最近はそういう場所を積極的に見に行くようにしています。

 

長い時間が経てばさすがに雰囲気が変わりますが、店の位置が変わったり、店がなくなったりと、店が基準になってしまいます。

昔ながらの個人の店が無くなって、チェーン店ばかり。

歩けば歩くほど、どこの景色も同じで見ても面白くない、と思うようになりました。

しかも、店が入れ替わる速度は思ったほど速くはありません。昔ながらの店も相変わらず残っています。

この速度で変わるなら、10年後に来てもあまり変わらないだろう。だから、二度と来なくても良いかもしれない。

そんな風な割り切り方をして、最後の訪れ・お別れをするために出歩いている感じです。

 

仕事の都合だけなので、すぐに別の場所に引っ越すと思って何も思い出を作っていませんでしたが、20年近くもいればそれなりに思うところは出てしまいます。

次に引っ越しがあったら、もう戻ってくることはないでしょう。そういう意味でもお別れをするには良い機会かもしれません。