年を取れば取るほど、新しいことにチャレンジする気力がなくなります。
これって何でだろうと思いつつ、新しいことにはどんどんチャレンジしないといけないという気持ちは言語化しておこうと思います。
単純に元気がなくなる
年を取ると元気がなくなります。
単純に年齢に比例して下がっていくのではなく、どこかの年齢を先に急に落ちます。
私は40歳前半でそうなりました。
元気がなくなったことを意識するまでに時間がかかり、その間は「ゆっくり休まないと・・・」という逃げ方をしてしまいます。
休日も疲れているので家でゆっくり休む。
そうしているうちに体力はどんどん衰えていって、悪循環。
そんな状態を続けていれば、新しいことへのチャレンジなんて思いつかなくても当然でしょう。
作り上げた成功体験に満足する
新しいことにチャレンジしたくない理由の1つに、自身が作り上げた成功体験に満足するということが考えられます。
多くの場合は仕事であって、管理職に上がるタイミングで自己の仕事のスタイルはほぼ確立されています。
そこまでプレイヤーとして努力して得られた成果に満足してしまいます。
マニュアル化が進んでいない時代ではそれを暗黙知として、自分の中で確立します。
管理職になれば、自分の作り上げたスタイルを伝えて早期戦力化を狙います。その期間が長ければ長いほど成功体験から抜け出せません。
今では、自分のやり方を押し付ける管理職は嫌がられるので、成功体験を積み上げても意味がないと考えてしまう人もいるかもしれません。
この場合は、仕事そのものにチャレンジしなくなるので、少しもったいないと思います。
会社で使う時間は1日の半分くらいのはずで、その時間をずっと無気力に過ごさないといけないですからね。家庭や趣味にやる気を見出すとしても、時間がかなり少ないです。チャレンジする機会の総量としては少なくなるでしょう。
忙しくて忘れる
仕事をずっと続けて50歳以上に到達する人はいます。
この場合は仕事が楽しくて仕方がないと思われますが、仕事だけをし続けていると他のことをチャレンジすることを忘れてしまいます。
いざ、仕事をしなくていいタイミングになった時に、緊張の糸が途切れて何もやる気が無くなったり、何をして良いのか分からなくなったりするでしょう。
私も大学受験に全振りして合格した後、しばらくの間は無気力になりました。大学入学後すぐの期間に出遅れたと思っています。
今さら遅いと言い訳をする
年を取れば取るほど、言い訳をするのが上手くなります。
「今から宿題をやろうと思っていたところに、お母さんから宿題しなさいと言われてやる気が無くなった」、「勉強の前に机の周りの掃除をしよう」というよくある言い訳を、いたるところで発動できるようになります。
- 「この年になって何かを始めるのは遅いし、現状維持でいいや」
- もう少し様子を見てから行動してもいいだろう
こういう気持ちが出てしまいます。
新しいことにチャレンジする気力がなくなっていくと、サイロ思考がどんどん進んでいきます。それを回避するために意識したいことを、考えました。
ゲーム感覚で始める
ゲーム感覚で始めるということは、大事でしょう。
- とりあえずやってみる
- 駄目でも、命を取られるわけでない(お金すら掛からない場合も多い)
ゲームでは分からなければ、とりあえずやってみようという気持ちが働きます。
今でも覚えていますが、ファイナルファンタジー2では序盤からかなり強敵のいるエリアに行くことができます。明確なヒントがあるわけではなく、強い敵が出てくるところは行くべきだよ、というメッセージが隠れています。
とりあえず進んでみても駄目ならやり直せばいいだけ、という感覚はゲームで露骨です。
私が好きなファイアーエムブレムでも、全員生存のためには死んだら即リセットが基本でしたが、最近では「やり直し」の機能が追加されています。複雑になりすぎたから、とりあえずやってみようという要素が無くなってしまって、即リセットの手間が増えたからですね。
いずれにしても、ノーダメージでチャレンジできるなら、とりあえずやってみよう!です。
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